【写真:月夜野温泉 三峰の湯(みなかみ町観光協会公式サイト「みなかみパーフェクトガイド」より】
平安時代、歌人・源順が三峰山より昇る月を見て「おお、よき月よのかな」と感銘し、歌を詠んだという言い伝えから「月夜野町」という旧町名となった地区にある源泉。
関越自動車道「月夜野IC」も、この町名に因んだ名称となっている。
2005年のいわゆる「平成市町村大合併」により、「みなかみ町」へと統合され「月夜野」の地名は消滅したが、今でも「みなかみ18湯」の一つとして、確かな湯質を誇る施設が残っている。
1590年の小田原征伐を誘因ともなり、真田昌幸の沼田領奪取のために築城した「名胡桃城」の跡地があるなど、日本の歴史を担った地域でもある。
月夜野温泉の施設は主に地元の方々を対象としているため、決して豪華でも近代的なアメニティや施設があるわけでもないが、行く価値のある確かな湯質を誇る温泉でもあり、いけば地元の方々との交流がはじまり楽しい。